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ニュースフラッシュ

アース製薬:シェア2位のバスクリンを買収

2011.12.27

 アース製薬は、入浴剤市場(約400億円)のシェアでは2位のバスクリン(「バスクリン」「日本の名湯」ブランド)を買収する。同社でも入浴剤として「バスロマン」ブランドなどを展開しており、今回の買収によりバスクリンと合わせると首位の花王(「バブ」)を抜く見込みである。
 バスクリンの8割強の株を保有する投資ファンドのワイズパートナーズから約150億円で買い取り、バスクリンの経営陣や従業員などが保有する残りの株式も全て取得する方針である。買収が成立すれば、同社のシェアは約40%となり、約30%を占める花王を抜くことになる。
 「バスクリン」はもともとツムラが製造・販売していたのを、分社化により2008年にワイズパートナーズの支援を受けて、MBO(経営陣が参加する買収)により独立し、ツムラライフサイエンスからバスクリンに社名変更したものだ。これにより、バスクリンは高コスト体質からの転換を進めたほか、育毛剤などの通販事業なども進めている。2011年3月期での売上高は120億円程度とみられている。