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ニュースフラッシュ

《編集部発》これが包装の大事な役割

2011.12.09

◎包装の変更で、表紙折れを3割削減/日本出版販売
 物流品質の向上や雑誌汚破損対策として、「表紙折れ冊数」を3割程度削減した。注文処理のスピードアップやトレーサビリティの対応で、設備投資を継続してきたが、物流面では汚破損の対策への要求が書店から多く寄せられていた。
 雑誌の汚破損の3大要因は、表紙折れ(65%)、バンド跡(20%)、角つぶれ(15%)である。
 まず表紙折れに対処するため、包装フィルム厚を変更し、表紙折れ冊数を3割程度削減。またバンド跡に対処するため、コミックの束で結束バンドをシュリンク包装に変更。さらに角つぶれでは、運送会社への説明会を開催し、実地指導を行なった。(物流ニュースより)
 
 この記事からだけでは分らないが、たぶんフィルムを厚くしたのであろう。そうすれがフィルムコストはアップするが、それにより「表紙折れ3割削減」となればはるかに大きなメリットがある。
 近年は、コスト低減なる名目で重箱の隅を突くような減量化が目立つが、こうして視点を変えてみれば、包材コストなんて小さい。逆に増量することでトータルメリットに結び付くことは多い。例えば食品ロスなどもその1つだ。景気低迷に心まで沈んで、下ばかりみていると大きな損をすることになろう。