アサヒビール:季節感を訴求したいちばん桜ビール
2011.12.14
アサヒビールは、オリオンビールの製造する「アサヒ オリオンいちばん桜」(350ml)を季節限定で、2012年1月31日から全国(沖縄県および鹿児島県奄美大島群島を除く)で発売する。オリオンビールが沖縄県で毎年12月上旬から1月の季節限定で発売している「オリオンいちばん桜」を、同社が「アサヒ オリオンいちばん桜」として、全国(沖縄県および鹿児島県奄美大島群島を除く)で発売するものだ。2009年はCVS限定だったものを、好評により2010年から全ての業態で発売している。
沖縄県では、お正月を過ぎると緋寒桜(ひかんざくら)の鮮やかなピンクの花が次々と色づき始め日本国内では最も早く、ソメイヨシノよりも早い時期に開花する。「いちばん桜」は、沖縄県で緋寒桜が開花しはじめる早春にふさわしい、贅沢なコクと香りが特長の麦芽100%ビールである。
パッケージデザインも一新し、沖縄の済みきった青空をイメージした鮮やかな水色を背景に、満開の緋寒桜を缶の中央に大きく描いている。また、「沖縄発 季節限定生ビール」という文言を目立たせることで、より季節感を訴求している。味わいは仕込み方法を見直し、麦芽100%の豊かなコクがありながら、より飲みやすく仕上げている。2011年より柑橘系の香りが特長の「カスケードホップ」を採用し、さわやかな味わいとする。
オリオンビールとは2002年8月に包括的業務提携の合意をし、同年11月から沖縄県以外でも「アサヒ オリオンドラフト」の販売を開始している。また、2003年5月からはオリオンビール名護工場で、「アサヒ スーパードライ」をはじめアサヒビール商品のライセンス生産を開始する。
(※)米国で交配育成されたアロマホップで、苦味成分が少なく、フローラルでグレープフルーツのような柑橘系の香りが特長。