日本紙パック:新しいカタチと新容量920mlを提案
2012.01.25
日本紙パックは、新しい形状の屋根型紙パック「NP-PAK+R (エヌピーパック プラスアール)」の販売を開始した。新しいカタチと新容量920mlを提案するものだ。
戦後、急速に普及した屋根型(ゲーブルトップ)紙パックは、約50年間、その形を全く変えずに使用され続けている紙容器の1つである。持続可能な木質資源を使用する紙容器は、良質なパルプを原料としており、軽量でコンパクト、飲んだ後はリサイクルできることから、その需要は依然として高く、牛乳や清涼飲料、茶系飲料など様々な飲料カテゴリーで使われている。その一方で、長い間同じカタチである屋根型紙パックに対し、多様化するニーズに合わせた新しい形状や容量などが求められてきた。
同社は、こうしたニーズの変化に対応し、最適なサービスを提供する「三位一体(包材、充填機、メンテナンス)システム」のノウハウを活用し、新しい屋根型紙パックの開発を進める中で、日本大学芸術学部デザイン学科との産学共同研究に取り組んできた。その成果として今回、新しい屋根型紙パック「NP-PAK+R」を完成させたものだ。
親しみのある従来の屋根型紙パック「NP-PAK(エヌピーパック)」の使いやすさはそのままに、屋根部の形状に曲線を組み込み、従来と異なるアイキャッチ性を高めた紙パックである。あわせて容量も、従来の1000mlから920mlに変更することで、プレミアム飲料に適した紙パックとしている。従来の屋根型紙パックと同じ高さで、かつ同じ底面積であるため、既存充填機の改造対応、既存の流通への対応も可能となり新規導入が容易になる。
(※)「NP-PAK+R」は意匠登録済みで、現在特許出願中。