小林製薬:Grabber社を買収し米国でのカイロ事業拡大
2012.01.06
小林製薬は子会社のHeat Max社が、北米でのカイロビジネスを拡大するため、Grabber社を買収し、完全子会社としたことを発表した。同グループは、海外事業を成長戦略事業と位置づけ、すでに米国や英国、中国、その他アジア地域に現地法人を設立し、事業を展開している。
米国ではカイロ、冷却シートなどを販売しており、Heat Max社は防寒用カイロでは市場シェアNo.1を誇るとともに、近年では治療用カイロで自社ブランドだけでなく、OEM供給も推し進めており、独自のビジネスモデルを構築し、業容を拡大している。
一方、Grabber社は大手防寒用カイロメーカーであり、GRABBERブランドのカイロなどを、米国及びカナダを中心にHeat Max社とは異なるスポーツ・ハンティング用品店、スキー専門店などへ販売している。今回、Heat Max社が、上記のブランド及び販路を有するGrabber社を獲得することで、北米でのカイロビジネスの拡大が期待できると判断し、2012年1月1日付けで買収し、完全子会社としたものだ。