キリンビバレッジ:リサイクルと植物由来原料の組合せPET導入
2012.01.06
キリンビバレッジは、PETボトルをリサイクルして新たなPETボトルに再生する仕組みを導入する。メカニカルリサイクルシステムで生産したPET原料と植物由来のPET原料を組み合わせたPETボトルを、2012年夏以降、「生茶」ブランドなどの一部から採用する。国内では初めての取り組みとなる。
同社は、事業活動に伴って発生する様々な環境負荷を低減することを重要な経営課題とし、これまでもPETボトルの軽量化などに積極的に取り組んできた。2010年には、省資源でつぶしやすい環境配慮型容器「ペコロジーボトル」をさらに軽量化し、持ちやすく注ぎやすく進化させたNew「ペコロジーボトル」を「生茶」ブランドや「アルカリイオンの水」などの2LサイズのPETボトルに採用している。
また、PETボトルの原料についても、2010年から一部の商品で、植物由来PET原料の使用を開始している。 今回、PETボトルをリサイクルして新たなPETボトルにリサイクルする仕組みの1つであるメカニカルリサイクルシステムの導入をスタートし、メカニカルリサイクルPET原料と植物由来PET原料を組み合わせたPETボトルを2012年夏以降に採用するというものだ。
環境配慮型容器New「ペコロジーボトル」を採用している「生茶」ブランドなどの一部から導入し、まずはメカニカルリサイクルPET原料10%、植物由来PET原料最大27%から始める意向である。これにより、石油由来PET原料を約37%、CO2を約27%削減することができる。メカニカルリサイクルPET原料については今後、徐々に比率を高めていく考えである。