ワイ・イー・データ:ゼネラルパッカーと資本業務提携
2012.01.16
ワイ・イー・データは、ゼネラルパッカーと資本業務提携を行うことは決議(2012年1月13日)した。同資本業務提携により、両社はお互いの技術・ノウハウ、事業インフラ・ネットワークを最大限に活用することになる。同業務提携に際して、同社はゼネラルパッカーの発行済株式総数に対する割合15.01%を所有し、第2位の株主となる見込みである。
同社グループとしては、ゼネラルパッカーの食品・医薬品関連機械の技術・製造等のノウハウや包装システム事業分野のノウハウ、ネットワークを活用することで食品・医薬品等のマーケットへの本格的な進出を狙う。食品・医薬品等のマーケットでの新規顧客の開拓、新機種・汎用品の開発・拡販、将来的な海外マーケットへの進出、またメカソルが包装システム事業分野でのシステムインテグレータを目指すことなどにより、ロボット応用システムへの取り組みの強化と拡大を期待する。
海外景気の減速による景気の下振れ懸念など、先行き不透明感が続く厳しい経営環境の中、同社グループでは2009年度からの新中期経営計画「チャレンジYD」(2009年度〜2011年度)での基本方針として「オプト&メカトロソリューションをコア事業とすべく舵をきる」を掲げていた。
子会社であるワイディー・メカトロソリューションズ(メカソル)との戦略的連携の強化によりオプトメカトロニクス事業のコア事業化を進めており、グループ一体運営のスピードアップ化を図られている。また新規事業の立ち上げも推進しており、ロボット応用システムなど新市場への取り組みやこれまでにエレクトロニクス分野で培った独自のノウハウ・技術を生かし、新たな分野・領域への進出を図っているところである。
ゼネラルパッカーでも、伝統の技術と最新のテクノロジーを土台に、包装システムのトータルプランナー企業として更なる発展に取り組んでいる。特に新規分野と海外市場の開拓を重要課題として掲げ、安定成長基盤を確立するための各施策強化に注力していることなど、目的を共有できることが両社の資本提携につながったものであろう。
<業務提携の内容>
1)ゼネラルパッカーのノウハウを活用した包装システム事業分野での
装置・自動機等の開発・販売
2)ゼネラルパッカーの包装システム事業分野のノウハウの同社グループへの提供
3)包装システム事業分野にでの互の営業協力、情報交換
4)ゼネラルパッカーの製品の海外販売での同社グループのリソースの活用、相互協力
5)同社グループによるゼネラルパッカーの製品開発への支援
6)人事交流