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菊正宗酒造:タブレットタイプの乳酸発酵食品

2012.02.17

n_20120217_01.jpg 菊正宗酒造は、米を原料とした乳酸発酵食品「酒蔵の乳酸菌 米のしずくタブレット」(45粒×2袋、販売価格6,000円)を、2012年2月10日から新発売する。2010年4月に発売された健康飲料「米のしずく」の好調を受けて、より手軽に飲用しやすくした商品である。同社では、ドリンクと合わせて3年後に3億円の販売目標を目指す。
 「酒蔵の乳酸菌 米のしずく」は、近畿経済産業局実施「地域資源活用型研究開発事業」の研究成果をもとに商品化されたもので、同社をはじめ新産業創造研究機構や兵庫県立工業技術センター、神戸大学、エイチビィアイといった、産官学共同のプロジェクトが実を結んだものである。
 先行発売されたドリンクタイプ「酒蔵の乳酸菌 米のしずく」は、同社が江戸時代から継承しきた「生酛(きもと)造り」に関わる乳酸菌の中から、高い免疫調整機能を持つ「LK-117」株を見出し、その乳酸菌を用いて米を原料とし乳酸発酵させた、全く新しい乳酸発酵飲料である。
 「LK-117」の菌体成分はマウスを用いた実験で、腸管免疫力の向上作用や抗アレルギー作用、アトピー性皮膚炎抑制作用を有することが判明し、ヒトに対しても同様の効果を有することが期待される。実際に「米のしずく」を飲用した顧客からは、「長い間悩んでいた痒みがウソみたいに解消された」「肌のカサカサがキレイになった」などの声が寄せられている。
 「タブレット」は、ドリンクタイプの「米のしずく」と乳酸菌数100億個以上(ドリンク:1本/日、タブレット:3粒/日)はそのままで、より手軽に噛んで食べられるようタブレットにしたものだ。価格もドリンクタイプの約3分の2となっている。タブレットは、米由来の成分がドリンクタイプの約5分の1で、植物性乳酸菌「LK-117」の持つ抗アレルギー作用、アトピー性皮膚炎抑制作用に特化した商品である。