タカラトミー:プラ回収・リサイクルプロジェクトに参加
2012.02.21
タカラトミーは、環境省の「プラスチック等の効率的な回収システムの構築及び再資源化ビジネス支援事業」の実証事業である、プラスチック製品の回収・リサイクルに関する社会実験「PLA-PLUS(プラプラ)プロジェクト」に参加する。PLA-PLUSプロジェクトは、日本環境設計が事務局となり、タカラトミーグループやアスクル、ジェイアイエヌ、スターバックスコーヒージャパン、良品計画、らでぃっしゅぼーやの6社が参加する社会実験である。
参加企業は、2012年2月25日〜3月の期間中(参加企業ごとに期間を設定)に、それぞれの会社が運営する店舗および事業所等で、各社の対象製品を消費者から回収し、その後、リサイクル等の可能性に向けた調査を実施するものだ。同社会実験では、消費者が不要となった製品をリユースおよびリサイクルにつなげる「環境動線」の構築を目指す。
環境動線とは、縦割りのリユース・リサイクルを消費者の立場に立って再考し、さらなる普及促進による循環型社会の形成に大きく寄与するコンセプトで、その可能性と課題を探ることを目的としている。また、広く同事業の趣旨に賛同するサポート企業へのアンケート調査なども実施される。
おもちゃは遊ばなくなった後も家庭で保存されることが多く、思い入れがありなかなか手放せないという声がある一方、環境問題への関心が高まる中で「有効に再利用してもらえるのであれば」「資源として生まれ変わってほしい」というリサイクルへの要望も大きい。タカラトミーグループでは、PLA-PLUSプロジェクトの再資源化に向けた回収実験に参加することで、おもちゃの回収・リサイクルに向けたニーズや課題などの基礎データを得ることにより、今後の環境配慮の取り組みに役立てていきたいと考えている。