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ニュースフラッシュ

カルピス:バイオプラ使用の多層構造の新ボトル

2012.03.20

n_20120320_01.jpg カルピスは、乳酸菌飲料「カルピス(ピースボトル)」(470ml、希望小売価格483円)を17年ぶりに全面刷新し、2012年4月9日から全国で発売する。長年愛され続けてきた「カルピス」のブランド資産を新しい形で表現したものである。発売当時の紙に包まれたびんのイメージをモチーフに、新しい機能を持つハイバリアボトルである。
 乳酸菌飲料「カルピス」は、2012年で発売93年目を迎え、2011年の販売実績でも前年比110%と2年連続で伸長している。1995年に現在の紙容器タイプが発売され、従来のびんにはない軽さやコンパクトな形状が支持されてきた。今回発売されるのはハイバリアのプラスチックボトルで、水玉の包装紙に包まれたびんのイメージを残したデザインにしている。
 「カルピス」は生乳を原料に、独自の「カルピス菌」(乳酸菌と酵母の集合体)で発酵して造られる乳酸菌飲料である。この本来の風味を長く保つために、新ボトル「ピースボトル」は4層(無添加ポリプロピレン/遮光ポリプロピレン/エバール/バイオポリエチレン)からなるハイバリア構造である。また、小さな子どもから高齢者まで幅広い年代の人に配慮した、持ちやすく注ぎやすいボトル形状となっている。
 ボトルは曲線形状で、ボトルの中央部がくびれている。握りやすさとともに、"好みの量を好みの濃さで飲めること"(自在性)や、"水で希釈する以外に様々な使い方ができること"(汎用性)を活かすため、液切れが良く、液量が調節しやすいキャップを採用している。
 「ピースボトル」に変わることで、リサイクル性が向上するとともにキャップもボトルもラベルも同一素材の「プラ容器」としてリサイクルすることができる。またボトル素材の一部に、CO2排出抑制効果のある植物由来のバイオポリエチレンを使用(ボトル原料6〜12%)しており、バイオマスマークを取得する。
 
(※)「ピースボトル」は、"ピース"(幸福ややすらぎ)をもたらすことを願ったネーミング。