大塚製薬:ノンフライ製法のヘルシー大豆スナック
2012.03.22
大塚製薬は、「まるごと大豆」を主原料としたヘルシー大豆スナック「ソイカラ(SoyCarat)」を、2012年4月11日から全国で発売する。スナックといえばポテトという常識を打破し、従来のスナックの気になる栄養問題を解決すべく「まるごと大豆」を主原料とした大豆スナックである。
子どもから大人までが楽しめる、振ると「カラカラ」音が鳴るって五感で味わうスナックに仕上げている。近年、生活習慣、食生活の変化により、世界の3〜4人に1人は肥満と言われている。その原因の1つが、糖質や脂肪などの過剰摂取だ。特に、スナック類の摂り過ぎに対しては、各国でも法規制を始めさまざまな取り組みが活発になってきている。
世界一のスナック市場である米国では、成人の約半分が1日に2袋以上のスナックを食べている。また、子どもたちは1日の総エネルギーの25%以上をスナックから摂っている。国内でも、スナックなどの間食に対して厚生労働省は、「糖分と脂肪、高エネルギーのものが多く、塩分も多く含むことから、間食回数や量を減らすこと、種類を選ぶことが大切」としている
おからを含む「まるごと大豆」を主原料にしたスナックで、タンパク質を多く含む「まるごと大豆」からできている。炭水化物の多い原料に比べると加工が難しいが、同社の大豆研究から見出した独自のノウハウを生かして、大豆の生地を薄く均等に膨らませることに成功したものだ。大豆の生地が膨らむことでできた"サヤ"の中で"豆"が動き、振ると「カラカラ」と音が鳴る遊び心を加えている。
また「ソイカラ」は、1袋に中粒の大豆約50粒分を含みながらも、大豆特有の風味を抑えたマイルドな味わいで、カロリーはノンフライ製法により123kcalに抑えている。同社では、大豆(Soy)が、地球上の健康問題などの解決(solution)になる「Soylution」の考えのもと、大豆の栄養をまるごとおいしく摂取できる製品を研究開発し、新しいカタチとして世界に提案したい考えである。
「ソイカラ」は、世界11ヵ国・地域で展開するフルーツ大豆バー「ソイジョイ」、国内で展開する大豆炭酸飲料「ソイッシュ」に続く第3弾の製品として、今後世界を視野に提案しいく意向である。
(※)WHO(世界保健機構)。20歳以上の成人の肥満(BMI25位上)人口比率。ハンガリーでは2011年9月に通称「ポテトチップ税」を導入。デンマークでも同年10月に「脂肪税」を導入.韓国や台湾でも子供の肥満対策に対する法案を設けるなど、子供の肥満に対する対策も広まりつつある。