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ニュースフラッシュ

FOOMA JAPAN 2012:前回開催規模を上回る2928小間

2012.04.11

n_20120411_03.jpg 日本食品機械工業会は2012年6月5日?8日の4日間、有明・東京ビッグサイトで「食の心 ここにあり」をテーマに、第34回目となる「FOOMA JAPAN 2012(国際食品工業展)」を開催する。今回は国内外から660社(前回より15社増)の出展をみて2928小間規模(前回より145小間増)での開催となる。これは、食品加工および周辺関連機器・装置が一堂の結集する食品製造のトレードショーとしてはアジア最大級となる。
 「3・11」の震災の直後の前回(2011年)開催では、出展社数・規模ともに減少した。1年を経て震災以前とまでは言えないが、前回開催からは回復基調を示している。ただし、依然として震災復興の歩みは遅く、新たに電力供給や料金値上げの問題など浮上している。またEU金融危機やイラク問題に絡む原油価格の高騰など、日本企業を取り組まく経済環境は非常に厳しい状況である。
 比較的に「景気変動の影響を受けにくい」と言われる食品産業でも、こうした影響は避けられない。それだけに、食品工業としていかに震災復興の歩みを加速させ、こうした悪環境下で日本経済を活性化する新たな需要を生み出していく契機となるかが、「FOOMA JAPAN 2012」の焦点であろう。「食の心 ここにあり」とのテーマは、その心意気を示す思いで掲げたに違いない。
 そうした心意気を示す挑戦が、展示内容の随所に見られることだろう。特別企画として「食品工場のプロセスイノベーション」をテーマに、食品工場の省エネ・省コストなどエネルギーの有効活用事例や、生産性の向上を実現させるプロセス技術などのパネル紹介や、「食」に関連する様々な講演会やセミナー、シンポジウムなどが開催される。
 「今回初めてロボット専業メーカーが出展し、食品機械の世界の新たな幕開けを予感させるロボットによるオートメーション化について、その一端をご覧いただけます」と、同展示会実行委員会委員長の林孝司氏は語る。展示内容では、近年の傾向である「安全・品質向上」「省エネ・省コスト」「衛生対策・管理」なども注目ポイントとなる。
 食品製造・加工の現場には欠かせない高度な技術やシステムを搭載した安全・品質向上のための製品や、包装・充填に関連する製品、節電効果を高める省エネ製品、省コスト・省力化の製品などが、数多く出品される。出展社の分野別構成比では、「食品製造・加工」が29.4%と最も多く、次いで「包装・充填」が16.7%、「設備機器・技術・部品」12.1%、「衛生対策・管理」10.2%、「計測・分析・検査」5.5%、「保管・搬送・移動」5.0%、「原料処理」5.5%となる。
 その他の見どころとしては、「JIB FOOMA」特別講演会や新企画となる「ビジネスフォーラム」(カルビーの代表取締役社長兼COOの伊藤秀二氏が講演)などがある。また毎回好評な「アカデミックプラザ2012」や「EHEDGセミナー」の他にも多彩な併催行事が行われる。
 2012年4月2日から公式ホームページで入場料が無料になる「事前登録」を受け付けるとともに、事前に登録をした上で来場した方の中から抽選で1000人に「公式ガイドブック2012食品機械・装置バイヤーズガイド」(定価1,500円)をプレゼントするなどの工夫をしている。出展企業ブースへの訪問日時を事前に予約できるアポイントサービスも5月1日から開始する予定だ。
 
《尾上昇会長挨拶》
n_20120411_04.jpg 日本食品機械工業会は、食品機械工業の発展と国民生活の向上に貢献することを目的とし、様々な活動を行っています。その中で最も大きな事業が、「FOOMA JAPAN(国際食品工業展)」です。昭和53年以来、実に第35回目となる「FOOMA JAPAN 2012」は、来る2012年6月5日?8日の4日間、東京ビッグサイトにて開催します。「FOOMA JAPAN 2012」では「食の心 ここにあり」をテーマに、食品に関連する多くの産業分野のより一層の発展を目指して、多種多様な展示を行う予定です。
 日本は今、震災復興の途上にあります。人々の生活の基盤である「食」の安全を固守しつつ、震災で疲弊した経済を立て直し、豊かな未来を創造するために、私どもは常に進化し続けなければなりません。「FOOMA JAPAN 2012」はその最先端の製品・技術・サービスの粋を集めた、業界全体の発展を占う場になるものと思われます。
 「FOOMA JAPAN 2012」では「食」に関わるビジネスの新たな可能性を追求すべく、私どもは鋭意努力して参ります。今回も東京ビッグサイトの東展示棟全ホールを使用し、多数の来場者をお迎えする準備を進めています。是非、この場をビジネスチャンスとして活かしていただき、さらなる発展を期して、「FOOMA JAPAN 2012」へ多数ご参加いただけますよう、衷心よりお願い申し上げます。