サントリー:国内飲料業界初の再生PET樹脂100%導入
2012.04.13
サントリー食品インターナショナルは、メカニカルリサイクルによる再生PET樹脂を100%使用した「リペットボトル」を実用化し、2012年4月から「サントリー ウーロン茶」の一部に導入している。これまでのBtoBメカニカルリサイクルシステムを約1年間運用した結果、安定した供給が可能なことが確認できたため今回、同システムによる再生PET樹脂の使用量を50%から100%へ拡大し、国内飲料業界で初めて実用化するものである。
同社は、国内飲料業界初となるPETボトルのBtoBメカニカルリサイクルシステムを協栄産業と共同で構築し、同システムにより製造した再生PET樹脂を50%含む「リペットボトル」を「ウーロン茶」に2011年5月から導入している。回収したPETボトルの新たなリサイクル手法として高く評価をされ、これまでにも様々な賞を受賞している。
これにより、新たな石油由来原料を全く使わないPETボトルの製造が可能となったことから今後、「伊右衛門」などに順次拡大し、国内の循環型社会へのさらなる貢献を目指したい考えである。