サントリー:新潟と「青いユリ」の共同開発に成功
2012.05.10
サントリービジネスエキスパート・植物科学研究所は、新潟県農業総合研究所と共同で遺伝子組換え技術を用いて、青みを帯びたユリの開発に成功した。 2006年4月から「青いユリ」の共同研究に着手し、今回はピンク色のユリに、カンパニュラの青色遺伝子を導入することで、花弁にデルフィニジンを含む「青いユリ」の開発に成功したものである。
ユリには白や黄、オレンジ、ピンクなどの花色が存在するが、青みを帯びた花色は存在しない。これは、ユリに青色色素デルフィニジンを作るために必要な青色遺伝子が存在しないためである。今後は、さらに青みを帯びた「青いユリ」の開発を進め、商品化について検討していく考えである。