日清オイリオ:エネルギー補給の高齢者向け食品
2012.05.10
日清オイリオグループは、高齢者向けの食品や介護対応食品の開発・販売を強化しており、高齢者向けの食品としてプラスチックカップ入りの「エネプリン いちご味」「エネプリン かぼちゃ味」「エネプリン マンゴー味」(40g、希望小売価格231円)の3品を、2012年6月5日から全国で発売する。エネルギーになりやすいという特長のあるMCT(中鎖脂肪酸油)を6g配合させたエネルギー補給食品である。
食が細くなったり、噛む力・飲み込む力が弱くなったりして十分な栄養が摂れなくなる高齢者では、補食タイプの食品を使うケースが多い。これらは糖質やたんぱく質でエネルギーをアップさせたものがほとんどだが、糖質やたんぱく質の摂取に制限のある人や甘いものの苦手な人なども多い。
同社では長年にわたり、食べた後エネルギーになりやすいMCTの機能性を研究しており、その成果の1つとして、2010年に低栄養状態の高齢者がMCTを6g摂取した時の有用性に関するエビデンスを取得した。加えて、独自技術で開発した「日清MCT C10R」を使用することで、1食でMCTを6g摂取することができるようになったものだ。