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ニュースフラッシュ

メッセデュッセルドルフ:欧州包装NEWS

2012.06.04

n_20120604_04.jpg コンサルティング会社のFreedoniaの調査によれば、欧州での食品用容器の需要は2013年には3.9%増加し、1240億米ドル規模(9兆8280億円に相当)に達することが予想されている。カテゴリー別でいうと、ポーチとバッグのシェアが引き続き高い中で、プラスチック容器の増加率が最も大きい。
 国別・地域別だと、米国では食品コンポの使用量は最大だが、成長性が高くない。西ヨーロッパも同様で、食品容器の市場拡張率はわずかの2.4%に止まる。やはり成長率が一番高い国々は BRICs(ブラジル、ロシア、インドと中国)である。2008〜2013年までの間に、中国だけで食品用コンポ市場増加の25%を占めると予想されている。
 食品包装の発展を支えるファクターとして、利便性や人口構成の変化が上げられる。世界中でみられる都市人口増加、女性の職場への進出や単身者世帯の増加はその顕著な事例である。
(2011年のPackaging Europe誌)
 
包装印刷にみる印刷業界の将来性
 2012年5月2〜16日まで、デュッセルドルフで開催された世界最大の国際印刷・メディア産業展「drupa2012」では、印刷業界は将来性のある分野として包装印刷を挙げている。包装印刷は現在、総印刷物の25%のシェアを占めているが、2014年までに17%増加する潜在性が見込まれる。
 「drupa2012」では、ドイツのマンローランド社の後継会社「Manroland Sheetfed」社をはじめ200社以上の企業が、包装印刷を1つの重要な分野としてとらえている。Asahi Photoproducts、富士フィルムや大日本スクリーン(Screen)など日系企業も、ドイツの専門誌にリストアップされている。
(2012年4月2日付Druck&Medien誌、2012年3号Der Verpackungsdruck誌)

欧州経済成長に激しいばらつき
 最新データによると、ドイツ経済は2012年の第1四半期に0.5%の成長をみせ、オーストリアとベルギーも同様の経済成長を示した。ドイツの成長の主な要因は、欧州以外の国々への輸出とみられる。ドイツ統計局によれば、ドイツの輸出は第1四半期に5.8%増加している。それに対して、スペインの国民経済が第1四半期に0.3%収縮し、イタリアの経済成長がマイナス0.8%となった。心配されるギリシアの経済は4.75%の収縮である。
(2012年5月16日付のHandelsblatt誌)
 東ヨーロッパとアジアでの活動を確実に強化する動きとしていくつか事例を上げる。医薬包装会社のSchott Pharmaceutical Packagingは、ロシアに1500万ユーロ(15億4300万円相当)を投資し、2015年までにボル市にあるガラス製医薬包装の工場を拡大する計画を公表している。医薬包装分野に強いゲレスハイマー社は、2012年の売上高が7〜8%の増加を予想し、インドをはじめ新興工業国の市場開拓を強化する発表をした。
 その地域での売上高を 2010〜2013年までに2倍にし、2億ユーロ(約203億円)を達成するため、現地の企業の買収を考えている。ゲレスハイマー社は、2012年4月に従業員600人を持つインドのガラス医薬包装メーカー「Neutral Glass」を買収し、これによってムンバイとコサンバにビジネスの拠点を持つようになった。
 射出成形機メーカーのエンゲル社は、アジアでの売上高を1億ユーロ(全売上高の12%)まで伸ばし、中国と韓国での工場のキャパシティーを2倍まで増強する計画を公表した。上海工場への投資だけでも1200万ユーロ(12億2000万円相当)である。
(2012年4月24日付のverpackungsrundschau.de/news、2012年4月13日付のFAZ誌、2012年4月3日付のRheinische Post誌、2012年2月24日付のNachrichten für Außenhandel誌)
 
「save food」イニシアティブに50社近く加盟
 メッセ・デュッセルドルフと国産連合食糧農業機関(FAO)とが協力して発足させた、世界の食糧状況改善をテーマとするイニシアティブ「SAVE FOOD」には世界中の食料製造や包装産業、流通、政治、メディアの分野からすで50近くの企業と組織が加盟している。Ball社やBosch Packaging社、Multivac社、日系企業ではイシダ社の現地法人Ishida Europeなどがある。
 2012年9月25〜27日まで、ニュルンベルグで包装機械展「Fachpack2012」 が開催される予定である。前回開催は、2011年の「interpack」の会期の影響で2010年だったが、全出展企業1350社のうち284社が外国の企業で、3万5360人の来場者のうち6734人が外国からだった。2102年度は1400社まで増加すると予想している。
(欧州包装NEWS 2012年2号より抜粋)