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サントリー:青島ビールとの合弁会社設立

2012.06.10

 サントリー(中国)ホールディングス有限公司(サントリーホールディングス100%出資の子会社)は、中国のビール会社のチンタオピーチュウグーフェン有限公司(青島ビール)と、上海および江蘇省でのビールの事業会社と販売会社を合弁で上海に設立することに合意した。2012年6月5日に契約調印したものだ。
 事業会社および販売会社ともにサントリー中国と青島ビールの出資比率は50%ずつとなる。サントリーグループは、1984年から中国でビール事業を開始しており、1995年には清涼飲料事業をスタートしている。その後も「響」「山崎」などのウイスキーを発売し、2005年には黄酒(ホアンチュウ)事業に参入するほか、2010年には中国のワイン輸入販売会社「ASC ファインワインズ ホールディング」を買収し、伸長する中国ワイン市場への進出を果している。
 2011年からは酒類事業・清涼飲料事業が一体となった新体制で、積極的なビジネス展開を進め、特にビール事業は上海・江蘇省を中心に展開しており、上海ビール市場ではシェアはNo.1を誇っている。青島ビールは1903年中国山東省青島で設立され、中国で最も伝統のあるビール会社の1つである。中国全土で販売している主力ブランド「青島ビール」は毎年伸長を続けている。
 今回は、上海および江蘇省でのビール事業を強化したいという両社の意向が一致し、同エリアに特化したビールの事業会社および販売会社を合弁で設立するものである。事業合弁会社は事業企画、ブランド・商品開発、生産などを、販売合弁会社は営業企画、販売、物流などを担う。
 2つの新合弁会社の設立により、「三得利」「青島」をはじめとした商品ラインナップの拡充に加え、上海および江蘇省エリアでのきめ細かい販売流通網や効率的な生産・物流体制の実現を図っていく考えである。