大塚製薬:ベトナムに機能性飲料・食品事業の合弁会社設立
2012.08.02
大塚製薬は、ベトナムに機能性飲料・食品事業を目的とした合弁会社「大塚タン ニュートリション社」を設立し、2012年8月中旬からPETボトル入り「ポカリスエット」(500ml)を販売する意向である。これにより「ポカリスエット」は、展開国を17ヵ国・地域に拡大することになる。
「ポカリスエット」は1980年に「汗の飲料」をコンセプトに、発汗により失われた水分・電解質をすばやく補給する飲料として開発され、アジアを中心に世界各国で支持されて30年以上が経っている。海外の販売本数では、日本国内を上回るまでに成長している。ベトナムは、世界13番目の人口(約8700万人)を有し、平均年齢28歳という若年人口を中心として、市場の活性化が見込まれている。今回の進出は、新たな地での「ポカリスエット」のブランド構築を目的としたものである。
同社のベトナム展開2002年の輸液事業に始まり、新合弁会社の設立では、輸液事業の草創期に携わり、ベトナムの消費者関連分野にも精通したパートナーを迎えることで実現した。同社は病気の治癒に寄与する「医療関連事業」と、日々の健康の維持増進をサポートする「ニュートラシューティカルズ事業」の両輪を行う企業である。