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ニュースフラッシュ

日清食品:防災備蓄用即席カップ麺を寄贈

2012.09.01

n_20120901_01.jpg 日清食品グループでは、防災備蓄用のインスタントラーメン「チキンラーメン保存缶」と「カップヌードル保存缶」を神奈川県横浜市、東京都新宿区、大阪府池田市の3自治体に対して合計5万食(2万5000缶)寄贈する。同社が、2008年からCSR活動として取り組む「百福士」プロジェクトの第9弾として、「チキンラーメン&カップヌードル保存缶プロジェクト 〜3分でできるおいしさを3年間保ちます〜」と銘打ち開発したものだ。
 また、カップヌードルミュージアムとインスタントラーメン発明記念館 で、合計1万食(5000缶)限定で、「チキンラーメン保存缶」と「カップヌードル保存缶」(2食入、630円)を、2012年9月15日からテスト販売する。あわせて今後、防災備蓄食としてのニーズを図り、事業化の検討を進めていく考えである。
 インスタントラーメンは長期保存が可能で調理も簡単であることから、災害時の緊急支援物資として活用されてきた。同グループでも、創業者精神の1つである「食足世平」(食が足りてこそ世の中が平和になる)に則り、災害発生時にはインスタントラーメンによる様々な支援活動を行ってきた。
 2011年の東日本大震災では、カップヌードル200万食の無償提供やキッチンカーを派遣したほか、2008年には「百福士」プロジェクトの第3弾として長期保存が可能な「チキンラーメン・カン」を大阪府、大阪府大阪市、大阪府池田市に寄贈している。
 東日本大震災以降、防災意識の高まりとともに食料備蓄の割合も益々向上する傾向にある。関東農政局調査では、防災用食料備蓄の割合は、震災3ヵ月後の67%から1年後74%にアップしたとの結果である。このような中、同社では通常のインスタントラーメンよりも賞味期間が長く、3年間の長期保存が可能な「チキンラーメン保存缶」と「カップヌードル保存缶」を開発したものだ。
 金属製の缶に「麺」「かやく(スープ)パック」「紙カップ」「折りたたみフォーク」各2食分と脱酸素剤を封入したもの。缶内を無酸素状態にして吸湿を完全に抑えることで、3年間の長期保存が可能となった。(通常の「チキンラーメン」(袋麺)の賞味期間は6ヵ月間、「カップヌードル」(カップ麺)は5ヵ月間である。