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ニュースフラッシュ

ダイショー:九州工場の竣工で鍋スープの生産能力増強

2012.10.24

 ダイショーは、鍋スープの生産能力増強などに対応した九州工場を、2012年10月23日に竣工した。鍋スープの生産能力が現在の福岡工場の2倍となるとともに、充填・レトルト殺菌・箱詰めおよび搬送までオートメーション化による省人化を図るのが狙い。
 また新規カテゴリー製品群を内製化し、製品開発から生産・発売までのリードタイム短縮を行うことで、多様化するニーズに対してスピーディな対応を図っていく。
 昭和41年(1966年)の創業以来「焼肉のたれ」をはじめ「味・塩こしょう」「鍋スープ」を製造している。この間、生産量や製品アイテムの増加、製品形態の多様化に対応し、工場の改築や設備の更新を行うとともに、顧客の品質に対する要求の高度化に応えるため、QC活動およびISO22000の認証取得など様々な改善の積み重ねを行ってきた。
 福岡工場、福岡第2工場では建屋の老朽化が進んだことから、さらなる安心・安全な製品供給を目指し、生産環境の整備と主力製品である鍋スープ類のさらなる供給拡大と新規カテゴリー製品群に対応した新工場を建設したものだ。
 また、新工場では安全な製品製造工場を第一義に、食品衛生管理の維持管理を実施しやすいよう施設の構造や製造設備の細部にわたり衛生設計を取り入れている。既存工場の課題点であった建屋・設備の老朽化による改善の限界を払拭し、HACCP管理を支える前提条件プログラムの強固な基盤の確立やFSSC22000に準拠した管理体制を実現する。
 レトルト殺菌工程にて発生する冷却水をろ過し、熱交換・殺菌を行い再利用することで水資源の節減を図るとともに、熱交換時の廃熱を利用した冬場の床温風システムを構築し、省エネ化を実現する。