伊藤ハム:90億円の投資で東京工場の生産能力増強
2012.12.12
伊藤ハムは、段階的に90億円の設備投資を行うことで、生産設備の効率化を図りたい考えである。これにより、コスト競争力の強化と生産能力の増強するもので、中期経営計画「CNV2015」の一環である成長戦略の達成に向けた取り組みである。
ハム・ソーセージの生産体制では、主力の東京工場(千葉県柏市)に70億円を投じ、数年掛けて生産設備の効率化を進める。現行の生産ラインを整流化するとともに新型の生産設備を導入し、コスト競争力の強化とハム・ソーセージの生産能力20%増強(現行能力年間3万3000トン)を目指す。
調理加工食品では20億円を投じ、茨城県取手市に新たな生産体制を構築し、成長する中食・外食市場への販売拡大を目指す。2013年9月の稼動予定で、25億円の販売計画を立てている。同社では、現行の50億円を75億円に拡販したい考えである。