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大森機械工業:本社隣接の「さくら工房」を竣工

2012.12.05

n_20121204_04.jpg 大森機械工業は2011年12月3日、雨雲の敷く寒い冬空の下で越谷の本社工場に隣接する「さくら工房」を竣工し、数百名の関係者を招き記念の披露宴を催した。内需はもとより、積極的な海外展開を後押しする包装機械の研究開発の基盤となるものだ。
 「国境の長いトンネルを抜けると、そこは雪国であった」とは、日本を代表する小説家の川端康成氏が「雪国」に綴った冒頭の有名な一文だ。その日は、防寒に着込んだコートを預け、竣工されたばかりの「さくら工房」の入り口から10mほど通路を進むと、そこは桜花満開の春だった。
 会場は組み立てエリアとなる1階だが、ガスヒートポンプエアコンの効果もさることながら満開の桜の演出と人の熱気で一瞬、ひと足早い春を思わせるほどだった。冒頭挨拶に立った代表取締役社長の大森利夫氏は、中国の「天地人」との言葉に触れ、"天の時"と"地の利"、そして人心を得ての竣工であることへの感謝を語った。
 本社工場の側道側には桜の木が植えられており、すでに越谷地域では桜の名所の1つともなっているようだ。そして、それを挟んで隣接する「さくら工房」側にも桜の木を植えられている。大森氏は、幾歳か経る中で両の桜が枝を交わらせ、満開の季節には側道が桜のトンネルの花道となることも夢と語った。
 「『桜』は日本を象徴する花であり、あの『3・11』以降はさらに『絆』を意味するものでもあります」と大森氏。「さくら工房」が日本だけでなく、グローバル展開での研究開発の発信基地としたい思いを伝えた。すでに北米、ヨーロッパ、中国などにも生産拠点を持ち、今期の売上高では160億円を大きく上回り、名実ともに日本のトップ包装機械メーカーとなった。