キユーピー:新製法と容器デザインと容量を刷新
2013.01.15
キユーピーは、低糖度ジャムである「アヲハタ55 ジャム」シリーズ全10種の21アイテムを全面リニューアルし、2013年2月15日から全国に出荷する。甘さが少なくフルーツ本来の味と香りを楽しめるジャムとして、業界で初めて1970年に発売を開始した低糖度タイプのジャムである。
今回のリニューアルでは顧客の満足度向上を目指し、1)品位の向上、2)容器およびデザインの変更、3)容量の変更を実施したものだ。酸化を防ぐ新製法とフルーツの糖「果糖」を採用している。
充填時にジャムと蓋との隙間に残るヘッドスペースの酸素を、高濃度で窒素置換できる設備を導入したもの。これにより開栓前の酸化による商品の劣化を防ぎ、ジャムのおいしさを持続させることが可能となった。またフルーツの糖である「果糖」を新たに採用し、ジャムを口に入れた直後の甘みと香り、フルーツらしさを強調している。
パッケージでも多面体構造で使いやすく、新しいデザインで食卓を飾るデザインを採用している。1回使い切りのポーションタイプを除く全サイズで、新しいガラスびんを採用したもの。既存品同様にユニバーサルデザイン性を考慮し、点字を施しているほか、びんの上部を多面体にすることで握りやすさと開けやすさを実現する。
ラベルデザインは、刷新するにあたっては「55」のロゴに、10種類それぞれのフルーツの色彩を取り入れ、顧客が選べる楽しさを提供する。蓋のデザインでもパターンを増やし、「アヲハタ55 ジャム」の豊富なバリエーションで食卓を華やかに演出したい考えである。
現在、同社ではラベルの一部に開栓日を明記する欄を設け、開栓後3週間を目安に使い切ることを推奨している。そこで、中容量と大容量については使い切りやすさを目的として容量変更を行っている。中容量は330gを310gに、大容量は490〜500gを450gに変更し、最後まで新鮮な風味を楽しめる容量で展開していく。