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ボッシュパッケージング:統合完了で子会社の社名を変更

2013.02.15

n_20130215_01.jpg ボッシュパッケージング・テクノロジーは、2013年1月1日付けでドイツと中国および、北米のエーザイマシナリーの社名が「ボッシュ インスペクションテクノロジー(Bosch Inspection Technology)」に変更となり、同時に日本のボッシュ パッケージングテクノロジーの子会社であるエーザイマシナリーとの合併が完了したことを発表した。
 これを通じて、製造・包装工程とその技術を提供するリーディングサプライヤーである同社は、世界に展開するボッシュのネットワークにエーザイマシナリーを統合するというステップを終えることになる。インスペクションテクノロジー(IT)とは、アンプルやプレフィルドシリンジ、バイアルなどの液剤薬品分野や、錠剤のような固形剤薬品の製造に用いられる検査技術のことである。
 エーザイマシナリーという名称は当面、同社の製品ブランドとしてそのまま残る。今回の合併に伴い、同社は東京に本社、大阪に関西営業所を置き、船橋と本庄にそれぞれ生産工場を擁することになった。この合併で日本市場でのボッシュの地位が強化されることにもなる。
 同社代表取締役社長のヨアヒム・バチェフスキ氏は「私たちの専門能力の融合、従業員の統合と製品ポートフォリオの整備を通じて相乗効果を生み出すことができます。この統合がボッシュ、そしてエーザイマシナリーの双方のお客さまにとって大きなプラスになると確信しています」と述べた。
 ボッシュがエーザイマシナリーの株式を取得(2012年4月)する以前から、両社は長年にわたる協力関係にあり、共同プロジェクトを数多く手がけてきた。それだけに合弁により、同社はこうした経験とこれまで確立してきた顧客との関係をプラスに生かせるものである。
 IT事業を担当する同社副社長(前エーザイマシナリー社長)に就任した塙健司氏は、「お客さまにとってより良いソリューションを開発するために、両社のもつ強みを融合させていきたいと考えています」と述べる。同社は、製造から包装・検査技術だけでなく、日本の小売市場やアフターマーケットでも顧客のNo.1パートナーとなることを目指している。
 その意味でも合併は非常に重要なステップとなるものだ。日本での合併と並行してドイツ、中国および北米のエーザイマシナリーの社名は「ボッシュ インスペクションテクノロジー」に変更される。「この名称の変更は、高度な検査技術力を幅広く提供するという私たちの戦略を明確に示しています」とバチェフスキ氏は述べる。両社の顧客は合弁後も、マシナリーのこれまでの製品レンジと製品品質を利用できる。
 同社では今後、バイアルやアンプル、シリンジ、タブレットの粒子/外観検査、漏れ検査やカプセル検査向けのX線技術を含めた手動/半自動/全自動ソリューションなど、検査技術の幅広い製品ポートフォリオを提供することになる。
 全社は世界に広がるボッシュのネットワークに組み込まれ、各地域の市場で活動を展開し、顧客のそばで最良のサービスを提供することになる。また、広範にわたる製品ポートフォリオとグローバルに展開するネットワークは、ボッシュが推し進める国際化・多角化戦略にも合致するものである。