• ニュースフラッシュ
  • ワールドビュー
  • 製品情報
  • 包装関連主要企業
  • 包装未来宣言2020

トップページ > ニュースフラッシュ > 凸版印刷:軟包材を中心に包装材事業を強化

ニュースフラッシュ

凸版印刷:軟包材を中心に包装材事業を強化

2013.02.22

 凸版印刷は、軟包装材を中心とする包装材事業を強化する。現在建設を進める新群馬工場を、国内はもとより市場拡大が見込まれる海外の軟包材生産拠点のマザー工場と位置づけ、最新鋭の設備を導入し、生産能力の向上を図る。食品やトイレタリー向けをはじめ、高い機能性が求められるヘルスケア製品など今後成長が見込まれる分野に向けて包装材を供給していく考えである。
 新工場にクリーンな生産環境と高い品質管理体制を導入し、独自開発の透明ハイバリアフィルム「GLフィルム」や「PRIME BARRIER(プライムバリア)」を活用したハイバリア軟包材を、食品分野やヘルスケア分野、産業資材分野などに提供していくものだ。
 また、軟包材と紙器・プラスチックなどとを組み合わせた複合容器の主要な基材生産を強化する。これら新技術・新製品開発を積極的に推進し、国内はもとより海外市場の開拓に向け、新工場で積極的に製品の供給を進めていく考えである。将来的には工場の敷地内に研究開発拠点を設置し、研究開発と生産が一体となった効率的な生産体制を構築する予定だ。
 2014年春に竣工予定の新工場ではクリーンな生産環境、高度な品質管理体制のもと、ハイバリア軟包材を中心に食品や医療・医薬品などさまざまな用途・製品に使用される最先端の包装材を生産する。生活者やメーカーからのより高い衛生性や保護機能のニーズに応え、迅速かつ安定的な供給体制を整えている。
 また事業活動での環境負荷を大幅に低減させる設備として、独自設計の最先端VOC(揮発性有機化合物)回収・再利用システムを導入する。生産工程で発生するVOCを回収して再利用を図り、環境負荷を大幅に軽減するものだ。
 排熱を利用して動力を取り出すことで、総合的なエネルギー効率を高めるコージェネレーションシステムなど効率的なエネルギー設備を導入する。熱エネルギー源としても活用することで、電力使用量を抑えられることから、CO2の排出量とエネルギー使用量を大幅に削減できる。
 
(※)PRIME BARRIER(プライムバリア)...透明ハイバリアフィルムの世界トップブランドである「GLフィルム」をさらに進化・発展させ、卓越したバリア性能や優れた機能性を付加した新しい高機能透明ハイバリアフィルムブランドの総称。