ヤクルト:ダノンとの戦略提携契約を解除
2013.04.30
ヤクルト本社は、 Danone(ダノン)社との間の戦略提携契約について、解除することを発表した。同社はこれまでダノン社と戦略提携契約(2004年3月4日付)を締結し、両社の独自の強み、社風およびビジネスモデルを生かした互恵的かつ協力的な戦略提携を進めてきたものだ。
相互に取締役を派遣し、全世界へのプロバイオティクスの普及のための促進活動や研究活動の協働などを模索し、実施してきた。またインドおよびベトナムでは両社の合弁会社を通じた事業展開も行ってきた。
こうした2004年から2012年5月15日の実績を踏まえ、両社間で同契約の改定に関する協議を重ね、戦略提携の成果を振り返るとともに、今後の戦略提携のあり方について長期間協議を続けきたが、合意に至ることができなかったものである。
戦略提携契約の終了にともない、ダノン社は現在の持株比率を引き上げないという同契約上の義務を失効したことになる。しかしながら引き続きプロバイオティクスの普及にともに取り組んでいくことの価値を互いに認め、友好的な関係を維持していく意向である。