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ハイデルベルグ:新組織発足で水野氏が新社長に就任

2013.05.13

n_20130513_02.jpg ハイデルベルグ・ジャパンは2013年5月1日、「global Heidelberg Business Area Organization」のコンセプト(事業部制組織)に基づいた新組織を発足させた。これにより営業・製品マーケティング本部長だった水野秀也氏が新たに代表取締役社長に就任し、これまでのソーレン・ラーセン氏が代表取締役会長となった。
 今日のハイデルベルグ社は、世界でNo.1の消耗品サプライヤーとなっていることなどを背景に、今回の新体制では消耗品部を独立した事業部として設置している。水野氏は、代表取締役として「サービスや部品などの消耗品とともに、印刷機・製本機やソフトウェアなどの製品とのバランスを上手く取りながら、事業を拡大していくことで、事業基盤の強化につながる」との確信を語る。
 枚葉オフセット印刷の分野では、すでに世界で48%のマーケットシェアを持つハイデルベルグ社だがここ数年、地域別の経済および需要浮沈といったことを踏まえ、"フィット・フォー・ザ・フューチャー"を掲げた組織変革を積極的に実施してきた。
 今回の日本での組織変革も、そのグローバルのハイデルベルググループとして一環となるものである。組織の最適化により、製品及びサービス面でより魅力的な不付加価値の顧客への提案を目指すものである。いうまでもなく背景には、低迷する欧州経済の一方で、アジア経済の成長は著しく需要は確実に拡大していることがある。
 いわば、これまでの欧州からアジアへ製品及びサービス面での主軸を移した事業体制の構築である。ただ日本は、アジアマーケットとしてけして一括りにはできない特異性を持つ。それを「ユニーク」とも評し、水野氏は「国内で直面する課題としてメディアの電子化や原材料費の変動、コミュニケーションの変化とともに、品質の高さと生産性のバランスや人材確保など」の認識を示す。
 つまり急速な伸展をみせているアジアマーケットで、こうした独自の課題解決に挑む日本は非常にユニークな存在として今後、重要な役割を担うとの考えである。特にパッケージ分野では欧州でも依然、需要の数%台の伸びを示しており、"日本のユニークさ"が注目されているところである。
 ハイデルベルク社では、「drupa2012」で新技術として参考出品した第3世代の独自開発LED技術を菊全版「CX/SX102」印刷機に搭載し、日本での世界初公開が予定されている。また今秋(2013年)に開催される「JGAS 2013(国際総合印刷機材展)」への出展などを通じて、パッケージ分野の革新的なテクノロジーなども順次日本への導入が予定される。

【新組織体制】
代表取締役会長:ソーレン・フェーバー・ラーセン
代表取締役社長:水野秀也
取締役:西田盛行(財務IT本部本部長)
取締役:ヨルグ・バウアー(カスタマーサポート本部本部長)
取締役(非常勤):マルセル・キースリング (ハイデルベルグ社ボードメンバー)
取締役(非常勤):ルネ・ルドゥヴィセン(ハイデルベルグ・アジアパシフィックCEO)
執行役員:ミルハウス邦子(人事総務本部本部長)
執行役員:大瀧勝彦(カスタマーサポート本部 オペレーションズ マネジメント担当)
執行役員:大西正彦(カスタマーサポート本部 ソリューションズ マネジメント担当)
監査役:鈴木仁郎
監査役(非常勤):ラルフ・メヒカット(ハイデルベルグ・アジアパシフィックCFO)