ニチレイ：調理冷凍食品工場を新設
2013.06.17
ニチレイフーズは、千葉県船橋市に新たに事業用地を取得し、調理冷凍食品工場を新設する。新工場では新技術の導入での商品力の強化とともに、ラインの機械化・省人化による生産性の向上を目指すものだ。これにより生産拠点の最適配置を進め、効率的な生産・供給体制を構築したい考えである。
近年、女性の社会進出や少子高齢化、単身・2人世帯の増加など様々な要因により、食事作りに対する意識やライフスタイルが変化・多様化している。家庭用を中心に冷凍食品市場は、こうした生活者のライフスタイル・ニーズに対応することで成長を続けている。
総務省の家計調査報告では、1世帯当たりの冷凍調理食品の年間消費支出額が2008年から伸び続けており、同社は家庭用冷凍食品を中心とした国内生産体制の強化を目的として新工場設立を進めるものだ。
2013年に発表した新中期経営計画「RISING 2015」（2013〜2015年）に掲げる通り302億円を投資し、生産体制の再構築・基盤整備を図ることで事業の持続的成長と国内冷凍食品No.1企業の確固たる地位を確立いたい考えである。新工場では、冷凍設備の脱フロン化や全エリアLED照明など、環境に配慮した省エネルギー対応とともに、品質管理体制も強化する。
