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ニュースフラッシュ

サントリー:サーモスと次世代飲料を開発

2013.07.09

n_20130709_02.jpg サントリー食品インターナショナルは、サーモスと次世代飲料と志向したマイボトルドリンク「drop(ドロップ)」を共同開発した。同社が専用密封ポーション入り濃縮飲料「dropポーション」(25ml、希望小売価格90円)を、サーモスが「drop専用ボトル」を企画・開発・製造し、2013年10月下旬から1都3県のセブン-イレブンで先行発売する予定である。
 飲料市場で新規需要の創造を図る同社と、魔法びんのパイオニアとして"マイボトル"のさらなる普及を目指すサーモスとの意向が一致して開発されたものである。両社がこれまでに培ってきた商品開発力を応用した新技術で、"こだわりのおいしさを専用マイボトルで時間が経っても楽しめる、次世代飲料"をコンセプトに開発したものだ。
 近年、節約志向やエコ志向を背景にマイボトルを持つ人が増えており、国内のステンレス魔法びん市場は年々伸長している。それに伴い、インスタントのお茶やコーヒーをマイボトルで楽しむといった飲用スタイルも確立しつつある。
 「作りたてを飲むことができる」「自分で作って飲むのはおいしい」という理由で飲料を楽しむ一方、「コーヒーやお茶だけでなく様々なタイプの飲み物も飲みたい」「ホットでもコールドでも楽しみたい」というニーズも増えつつある。
 そんなニーズに応えて、同社が"おいしい温度を保つマイボトルで楽しむための飲み物"を、サーモスが"おいしい飲み物をより楽しむための保温・保冷マイボトル"を追求し、3年かけて開発したのがマイボトルドリンク「drop」である。
 同社では飲料開発の知見を生かし、こだわりのおいしさを時間が経ってもマイボトルで楽しむための中味設計を行っている。ボトルからの香り立ちを高め、それを持続させるための独自技術の活用や、従来の缶やPETボトル入りの清涼飲料では使用に困難な原料を使用している。
 これにより、香り豊かなコーヒーや深い味わいの緑茶、果実丸ごとの成分を凝縮したオレンジなど全12種類のおいしさを、ホットでもコールドでも好みで楽しめる。工場で中味を充填し密封してから、専用ボトル内で飲む前に開封する新容器「専用密封ポーション」を独自に開発し、無菌環境下で成形と充填を行う新規設備を開発・導入している。
 充填後の加熱工程が不要となり、飲む直前まで素材の味わいを損なうことなく提供できる。また、サーモスが独自開発した真空断熱技術を採用することで、それぞれの飲み物を最適な温度で長時間楽しめるものである。
 「dropポーション」を簡単に開封できるハンドルや、飲み物のいれたての香り立ちを楽しめる広口構造など、「drop」を楽しむための専用設計モデルとして開発している。