• ニュースフラッシュ
  • ワールドビュー
  • 製品情報
  • 包装関連主要企業
  • 包装未来宣言2020

トップページ > ニュースフラッシュ > 味の素:ブラジルで風味調味料の生産増強

ニュースフラッシュ

味の素:ブラジルで風味調味料の生産増強

2013.08.20

 ブラジル味の素社(Ajinomoto do Brasil Industria e Comercio de Alimentos Ltda.)は2012年に4700万ブラジルレアル(約20億円)を投じ、ブラジルでトップブランドの風味調味料TEMPERO「Sazon」(テンペロ「サゾン」)の既存工場を大幅に拡張した。それにより生産設備を増強し、2013年8月から本格稼働したものである。
 約40%の増産が見込め、今後も拡大が予想される需要に対応することが可能になる。ブラジルに加えアルゼンチンやチリなどの南米諸国で、さらなる事業の拡大を図りたい考えである。
 TEMPERO「Sazon」は1988年の発売以来、積極的なマーケティング活動にでブラジルの消費者においしさと手軽さ、利便性が受け入れられ、広く各種家庭料理に使われている。用途別に合計9品種を展開し、2008〜2012年度は、年平均成長率(販売量)約5%で推移している。
 2013年には発売25週年を迎え、現在までに累計約35億袋(1袋12小袋入り)を販売している。今では強固なブランド力とトップシェアを誇り、ブラジル味の素社の基幹商品となっている。
 同グループの海外コンシューマーフーズ事業の約2000億円の売上げのうち、ブラジル味の素社は約10%の売上げを占めて堅調に成長している。同社は2011−13年中期経営計画で、確かなグローバルカンパニーとなるため、海外コンシューマーフーズ事業の強化・伸長を基本方針に掲げている。
 南米での風味調味料市場は、世界の風味調味料市場(約110万トン、2011年推計)の18%を占め、年平均成長率約5%で着実に拡大している。南米を事業拡大加速エリアとして位置づけ、風味調味料を中心とした調味料のブラジルでのさらなる拡売、そして周辺諸国での開拓を推進し、事業の深耕と拡大を目指す。