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日清食品:独資でコロンビア日清を設立

2013.08.26

 日清食品ホールディングスは、コロンビア共和国で現地法人「コロンビア日清」を独資で設立し、2013年8月からインスタントラーメンの販売を開始した。インスタントラーメンの世界総需要は年々増加し続けており、2012年に1000億食を突破している。成長を牽引するのは南米地域を含む新興国で、所得水準の向上や生活スタイルの変化などを背景に、今後もの伸長が期待される。
 同社は、2013年4月に発表した「日清食品グループ 中期経営計画2015」でも、2015年に約1000億円の海外売上高を目標として掲げている。ゆえに、この中期経営計画の達成に向けた重要なアクションの1つとして位置づけている。
 コロンビアは約4600万人(南米ではブラジルに次ぐ第2位)の人口を有し、出生率も高いことから、2020年までに人口が5000万人を超えると推測されている。近年では治安の改善が著しく、それに伴って経済も堅調に伸長し、コロンビアのGDPは数年のうちにアルゼンチンを抜き、南米第2位になると見込まれる。
 さらに平均年齢が約30歳と若く、1人当たりGDP(名目)が7000ドルを超えて個人消費も活発化している。コロンビアにはインスタントラーメンを製造している会社がなく、まだ市場は形成されていない。しかしながら、都市部では経済成長に伴って生活スタイルが変化し、食事に簡便性が求められ始めている。
 パスタなどの麺食文化が普及していることや、伝統的に多様なスープ文化(アヒアコ、サンコチョ)が存在していることから、インスタントラーメンの潜在需要が高く、将来的には年間4億食を超える市場になると見込まれる。