カゴメ:米国UG社を子会社化
2013.09.25
カゴメは、2013年9月20日に米国・United Genetics Holding LLC(UG社)の出資持分の70%を取得し、連結子会社とすることを決定した。UG社は、米国をはじめ5ヵ国に事業会社を有し、グローバルにトマト、野菜およびフルーツの種子開発・生産・販売を展開している。
農業を事業の基盤とする同社とって、優れたトマト品種を含む農業資源開発は重要な課題である。これまで主に国内でこうした開発に注力してまきたが、近年の積極的な海外事業展開に伴い、今後は海外でも農業資源開発を強化することが大きな課題となって来た。
今回のUG社への出資は、こうした海外事業展開のスピードを早めることになり、加えて新規の農業関連事業への貢献も大きいと考えている。UG社の種子は、トマトを中心にとうがらし、スイカ、メロン、たまねぎなどであり、全体の売上の約4割をトマトが占めている。
販売地域は、欧州や中東、北米を中心にアフリカの一部および北欧を除くほぼ全ての地域である。特に欧州での売上比率が高く、全体の売上の3割強となる。傘下に事業会社を有する純粋な持株会社であり、同社から各社への出資比率は全て100%である。