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日清食品:トルコで即席パスタを製造販売

2013.10.10

n_20131010_02.jpg 日清食品ホールディングスは、トルコ最大の消費財メーカーグループの「YILDIZ HOLDING A.S.」(ユルドゥズ) との合弁による連結子会社「NISSIN YILDIZ GIDA SANAYI VE TICARET A.S.」(日清ユルドゥズ)が2013年10 月からトルコで初となる即席麺の製造販売を開始したと発表した。
 即席麺の世界総需要は年々増加しており、2012年には年間1000億食を突破している。その成長を牽引するのは新興国で、経済発展や生活スタイルの変化などを背景に、今後も伸長が期待される。
 約7500万人の人口を有するトルコは、平均年齢が28歳と若いだけでなく、2030年までに毎年100万人ずつ人口が増加するといわれている。1人当たりGDP は1万ドルを超え、個人消費が活発化し始めている。特に、都市部では経済成長に伴って生活スタイルが変化し、食事に簡便性が求められている。
 また伝統的な麺食文化(エリシテ)を持つトルコは、パスタの需要が非常に大きいことから、即席麺の潜在需要も大きいと見込まれる。これまで即席麺を製造する会社がなくまだ即席麺市場は形成されていないが、将来的に年間10億食を超える規模になると推定される。
 日清ユルドゥズは、同社の商品開発力とマーケティング力、ユルドゥズの流通網を最大限に活しながら、両社の強みを融合させることでトルコの即席麺市場を開拓していく考えである。
 トルコは、世界上位のパスタ消費量(世界20位、1人当たり消費量は日本の約3倍)を誇る。そこで日清ユルドゥズは、トルコで初めて投入する商品に、現地の食文化に最もマッチする即席パスタを選んだ。商品名の「Makarneks」(マカルネックス)は、トルコ語で"パスタ"を意味する「Makarna」(マカルナ)と、"速い"を意味する「Ekspress」(エクスプレス)を組み合わせた造語である。
 トルコで市販されるパスタは乾麺が一般的で、ソースも別売りだ。そこで、「Makarneks」は多忙化する現地の生活スタイルに適合するため、お湯だけで麺とソースを一緒にわずか3分間で調理できる簡便性を実現している。
 味付けはトルコの嗜好を徹底的に研究して開発した3フレーバーを用意し、麺にもトルコで好まれる柔らかめの麺質を採用するなど、同社の商品開発力で徹底的な現地化を図っている。価格は1トルコリラ(約50円)で、現地でのワンコインでなる。