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ニュースフラッシュ

カゴメ:中国での生鮮トマト事業を開始

2013.10.16

 カゴメは2013年9月27日、中国国内での生鮮トマトの生産・販売を行う可果美紅梅(寧夏)農業有限公司に、山東紅梅園芸科技有限公司と共同で出資し、中国での生鮮トマト事業を開始する。中国では、安全・安心志向の高まりから、会員制野菜宅配業者などを通じて、生産過程での安全性が確認できる野菜を購入する消費者が増えている。
 今回設立する新会社ではこうした需要に応え、同社が日本国内で培った生鮮トマトの栽培技術や品種を生かし、良質で安全・安心な生鮮トマトを供給するビジネスを開始する。
 新会社の所在地である銀川は、年間を通じて日射量が多いなど、生鮮トマトの栽培に最も適した気候条件にあり、同社が保有するトマトの品種を中心に現地で栽培、北京・上海などの消費地に輸送し、販売する。2017年までに栽培面積4.4ha、総収量で530トンの生産を計画しており、売上高は1億円を見込んでいる。
 中国でのトマト消費量は年間3892万トンと世界一であり、1人当たりの消費量も28.5kgと日本の3.4倍にあたる。高品質な生鮮トマトを供給し、中国で高まる顧客のニーズに応えることで、東アジアでのビジネスの更なる拡大を目指す。
 
(※)カゴメは1998年から、日本国内で大規模な施設園芸で行う生鮮トマト事業に取組んでいり。2012年度の売上は、過去最高の89億円を達成する。