日本包装技術協会：第51回全日本包装技術研究大会
2013.12.12
日本包装技術協会（JPI）は2013年11月28日と29日の両日、仙台市の「仙台サンプラザ」で第50回目となる「全日本包装技術研究大会」を開催した。輸送包装部会と食品包装部会、医薬品包装部会、化粧品包装部会、生活者包装部会、包装資材部会の計 6部会53件の発表が行われ、全国からの参加者は300人（公式参加人数320人）を超えた。
大会初日、JPI東北支部・支部長の藤崎三郎氏の開会あいさつに続き、前回大会の優秀発表入賞者19人への表彰式が行われた。また特別講演として、Jリーグ・ベガルタ仙台の代表取締役社長の白幡洋一氏が、「スポーツは心のサプリメント」とのテーマで講演をした。
当日、事例発表されたもの中から、厳選なる審査の結果13件の優秀発表が次のように決定した。なお、次回開催は2014年11月20日と21日の両日、札幌市の「札幌コンベンションセンター」で行われる予定である。
大会初日の式典では池田会長からの開会挨拶に続き、前回大会での優秀発表入賞者23名に対する表彰が行われた。
《優秀発表一覧》
輸送包装部会（6件）
１）段ボール箱の擦れキズ再現試験の新たな試み
２）ボトル缶での新形状段ボールの導入
３）外航船舶内貨物の挙動調査
４）包装材によるトイレ施工改善への取り組み
５）緩衝包装設計時の許容加速度と評価試験における判断基準についての考察
６）トラック実輸送における段ボール箱のロッキング挙動
食品包装部会（4件）
１）びん容器における打栓された王冠の偏芯量測定装置の開発
２）小袋の充填包装における超音波式充填物噛み込み防止装置の開発
３）新規酵素捕捉樹脂の特徴と用途
４）ライナカット開封性向上の研究
化粧品包装部会（1件）
１）エアゾール用付替えUD肩カバーの開発
生活者包装部会（2件）
１）粉末洗剤つめかえ容器の開発
２）新詰替えパウチ「注ぎ上手」の開発
