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福光屋:加賀藩政期の地酒の味を再現

2013.12.09

n_20131209_02.jpg 福光屋は、映画「武士の献立」の2013年12月公開に合わせて、加賀藩政期の地酒の味を再現した「武士の一献」(300ml、参考小売価格1,500円・税抜)を北陸3県限定で、2013年11月28日から出荷開始し、観光市場や地酒愛好家などへ訴求している。
 料理で加賀藩に仕えた武士の家族を描く時代劇映画「武士の献立」の公開(12月7日石川先行、12月14日全国)と、2015年春の北陸新幹線開業を見据え、加賀藩政期の食文化を再現しようと研究を重ねてきたものだ。「武士の一献」は、日本各地の産物の採取や生産の様子を図解した「日本山海名産図会」(1799年刊行)の記述を元に、当時の製法から生まれる味わいを現代に蘇らせた日本酒である。
 当時と同じく加賀平野で栽培された一般米を使用し、精米歩合では当時主流だった足踏み式精米機の能力の90%に設定している。水車式精米機が全国に普及し、清酒の精米歩合が80%程度になったのは1800年代に入ってからのことである。
 また当時のもと(酒母)造りにもっとも近い山廃仕込みを採用する。天然の乳酸菌によって健全な酵母を育成する手間ひまのかかる手法である。味わいでは、搾りあがった原酒は現在の約5倍の甘味と約3倍の酸味、豊かな旨味を持つふくよかで濃厚な風味が特徴である。
 アルコール度数15?17%の原酒を水で割り、9%以下にする当時の飲み方に基づいたものだ。パッケージデザインでは、徳利を連想させる瓢箪びんを採用する。口封シールと胴ラベルには墨文字と金の箔押しを使用し、加賀前田家の家紋「剣梅鉢」(加賀梅鉢)をあしらったものである。