キユーピー:ドレッシングに新容器採用
2014.01.09
キユーピーは世帯構成や嗜好の多様化に対応し、主力ドレッシングに容量ラインアップを拡充する。従来の170mlサイズを見直し、2つの新容量(150ml、260ml)を発売するものだ。あわせて握りやすく、振りやすい新容器を採用する。150mlサイズはびん容器を採用し、肩部に点字を施したほか中栓が簡単に開けられる「ヒネルキャップ」を採用している。
260mlサイズはPETボトルを採用し、容器胴部にくびれを設けることで機能性(握りやすく、振りやすい)とデザイン性を両立させた。新容器の採用とあわせてドレッシングと関係の深い「野菜」をテーマにデザインも一新する。
ドレッシング市場は野菜摂取意向の高まりから年々伸長を続けており、2012年は前年比107%(数量ベース)となった。ドレッシング使用量の内訳を世帯別にみると3人世帯の割合が過半数を占め、単身?2人世帯が3割に達している。
またサラダメニューの多様化により、メニューに合わせたドレッシングの使い分けが定着しており、2013年に行ったドレッシングの定期調査では1世帯当たりのドレッシング保有量は平均2.6本(単身世帯は平均2.2本)で、複数保有している世帯が過半数を占めている。
そこで、今後さらに多様化する世帯構成や嗜好の変化に対応するため、ドレッシングの容量設定を細分化するものだ。1)今後増加が見込まれる単身?2人世帯に向けた150mlサイズと、2)使用量の過半数を占める3人以上の世帯に向けた260mlを発売する。
これにより使用実態が異なる各世帯で、様々な味を楽しみながら適切な期間内で使い切ることを可能にするもの。なお、キャップが金色のシリーズのうち、ヘビーユーザーの多い3品(深煎りごま、シーザーサラダ、すりおろしオニオン)については380mlサイズを継続する。
(※)開封後30日以内での使い切りを推奨。2009年にも容量の適正化を行っており、当時は200mlを170mlに変更した。