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ニュースフラッシュ

日清食品:インド新コンセプト即席麺工場が稼動

2014.01.16

 日清食品ホールディングスの子会社・インド日清は、インド東部のオディシャ州の新工場「コルダ工場」を稼動した。南部バンガロールの「ジガニ工場」、北部デリーの「レワリ工場」に次いで、インド日清の3番目の即席麺工場となるもので、インド東部での供給力強化とコスト競争力の強化を図りたい考えである。
  既存の袋麺製品のほか、インドの食文化にマッチした新コンセプト即席麺「Scoopies」(スクーピーズ)を専用ラインで製造し、同国即席麺市場で新たな需要を掘り起こす狙い新工場の稼動と新コンセプト商品の発売で、成長を続ける同国の即席麺市場での事業拡大を目指すものだ。
 インドは、即席麺の総需要が43.6億食(2012年、世界ラーメン協会調べ)と世界第5 位の消費国であり、経済成長を背景とした所得向上や生活習慣の変化により、消費量は毎年増加を続けている。
 同国の即席麺1人当たりの喫食数は、3.5食/年であり日本のそれ(42.8食/年)と比較すると10分の1以下であること、さらに需要の農村までの拡大や大手スーパー、CVSの増加も見込まれることから、さらなる成長の余地が残されている。
 インド即席麺市場は袋麺が約99%を占めており、袋麺の中でも5ルピー(約8円)と10ルピー(約16円)の商品が主流となっている。即席麺市場の拡大に対応するとともに、同社のプレゼンスが高く重点販売地域である東部に供給拠点を確保することで、国土が日本の9 倍あるインドにおける物流費の削減、コスト競争力の強化を図る考えである。