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ニュースフラッシュ

味の素:ロシアの外食向け冷凍餃子を販売

2014.03.17

 味の素は、2014年3月末からロシアの2大都市(モスクワ、サンクトペテルブルグ)で日本食レストランを中心とした外食市場向けに冷凍餃子の販売を開始する。ロシアでの食品事業のさらなる拡大を図りたい考えである。2016年までにロシアで食品事業の売上高6億円を目指す考えである。
 今回、ロシアで販売する冷凍野菜餃子「Vegetable Gyoza」は、グループ会社のタイ味の素冷凍食品社がタイで生産し、ロシア味の素社が輸入・販売するものだ。ロシアは現在、人口1.4億人、GDPがBRICsの中でも高く、今後も継続的な経済成長が見込まれている。
 日本食の人気が高いロシアでは、日本食レストランだけではなく、カフェやバーなどでも日本食メニューが提供されている。同社調べでは、日本食メニュー提供店は約4,000店にのぼり、そのうち約75%(約3,000店)が2大都市に集中している。
 今後も成長が期待できるロシアの外食市場は、同社の食品事業にとって大きな魅力的な市場である。現地では「ペリメニ」という餃子に似た伝統料理が広く食されており、今回販売する冷凍餃子も市場で受け入れられると期待している。
 同社はロシアで2004年、モスクワにロシア味の素社を設立し、ロシア国内での食品およびアミノ酸関連製品を販売している。日本食への関心が高まっているロシアで、今回の冷凍餃子を足掛かりに今後、日本食と親和性の高い冷凍食品、調味料、加工食品等の拡充を図り、食品事業を拡大したい考えである。