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ニュースフラッシュ

凸版印刷:「群馬センター工場」を竣工

2014.04.21

 凸版印刷は2014年4月14日、国内外の軟包材生産のマザー工場となる群馬センター工場を竣工した。ハイバリア軟包材を中心に食品やトイレタリー、医療・医薬品など、様々な用途・製品に使用される最先端の包装材を製造する工場である。
 群馬センター工場の竣工により関東圏での生産体制を強化するとともに、全社の包材生産拠点のマザー工場として包装材の安定供給を実現する。「GLフィルム」を活用したハイバリア軟包材を中心に、食品やヘルスケア、産業資材分野などに向け、製品を提供していく考えである。
 食品安全システム規格「FSSC 22000」に準拠したクリーンな生産環境とともに、最先端の検査機器の活用し、トレーサビリティの仕組み強化による高度な品質管理と安心・安全な製品提供を目指す。
 ICカードや静脈認証システムによる入退場管理はもちろん、入場者別・エリア別のレベル管理を導入し、徹底した管理体制により高いセキュリティ性を実現している。環境への負荷を低減するため、製品の原材料調達から生産、流通、使用、廃棄・リサイクルなどライフサイクル全体にわたり、資源の利用や化学物質の排出などによる環境負荷を定量的に評価するLCAに取り組んでいる。
 その一環として、群馬センター工場ではVOC循環システムによる液化VOCの燃料利用・再利用のほか、コージェネレーションシステムによる自家発電や廃熱利用などスマートファクトリー構想を実現している。工場敷地内では初となる都市開発版SEGES(シージェス)認定工場として、地域社会との共生や生物多様性に根ざした敷地内の緑化計画を行う。
 最新の製造設備や在庫管理システムなど高度なFAシステムの導入により、生産性向上を図る。従来培ってきた表面加工技術や成型加工技術を生かし、素材開発から商品開発、生産まで一貫したパッケージビジネスを展開する。