サントリー:米ビーム社の買収完了
2014.05.02
サントリーホールディングスは、ビーム社(Beam Inc.)の全発行済株式を1株当たり83.5米ドルで、2014年4月30日(米国中部標準時間:日本時間5月1日)に取得した。今回の株式取得完了を受け、ビーム社は社名を「ビーム サントリー」(Beam Suntory Inc.)に変更する。
サントリー酒類のスピリッツ事業は、2014年内に「ビーム サントリー」との統合を目指す。これにより世界第3位のプレミアムスピリッツメーカーとなる。同社はビーム社のマット・シャトック氏が、Chairman兼CEOとして米国イリノイ州ディアフィールドの本社で経営する。
今後、世界最大のスピリッツ市場である米国をはじめ世界の様々なエリアで、両社の代表的なブランドの展開に加え、強化された世界的な販売流通網で、グローバルな成長の実現を図る考えだ。
ブランドポートフォリオは、主力商品の「ジムビーム」「山崎」をはじめ、世界的プレミアムブランドとして知られる「メーカーズマーク」「ノブ クリーク」「白州」「響」「角瓶」「ティーチャーズ」「ラフロイグ」「ボウモア」「カナディアンクラブ」等のウイスキーやコニャックの「クルボアジェ」、さらにホワイトスピリッツやリキュールの「サウザ」「ピナクル」「ミドリ」と充実したラインナップとなる。