レンゴー:タイ軟包装メーカーへの資本参加
2014.05.19
レンゴーは、タイの合弁会社タイ・コンテナーズ・グループ社(TCG社)が子会社を通じ、タイの軟包装分野の有力メーカーのレパック・タイランド社(プレパック社)に出資し、株式の22%を取得したことを発表した。軟包装は主に食品・日用品などに用いられ、東南アジアで今後大きな需要の伸びが期待される。
プレパック社は、タイのサムットソンクラム県及びラヨン県の工場で年間14,000トンの生産能力を有する軟包装メーカーである。今回の資本参加は、海外の軟包装事業拡大に向けた重要な一歩となる。TCG社は、ベトナムでも年間3,000トンの生産能力を持つ軟包装工場の建設を進めており、2014年6月までに稼働の予定である。
海外での軟包装事業への進出は、ゼネラル・パッケージング・インダストリー(GPI)を掲げ、グローバルな事業展開を目指す同社グループ海外事業の重要な戦略事業と位置付けている。国内グループ会社とのシナジーを発揮し、今後ともあらゆるパッケージングニーズに対する供給体制の充実を図りたい考えである。
(※)タイ・コンテナーズ・グループ社(レンゴー株式会社30%、SCGペーパー社70%):段ボール及び紙器の製造・販売。プレパック・タイランド社:軟包装の製造・販売、売上高1,470百万バーツ(2013年度実績)。