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日本製粉:ジャカルタに食品卸売の新会社を設立

2014.05.22

 日本製粉は、ASEAN地域のグループの業務用食材および加工食品の販売拡大を図るため、インドシア共和国ジャカルタ特別州に現地法人PT. NIPPN FOODS INDONESIA(NFI社)を設立した。インドネシアは同社グループにとって4ヵ国目の海外進出国となるものだ。
 インドネシア共和国は、2億3000万人を超える世界第4位の人口規模を有する多民族国家であり、世界最大のムスリム人口国としても知られている。同国の実質GDP成長率は2012年に6.2%、2013年に5.8%と高成長を維持しており、ASEAN最大の人口を背景に域内経済をけん引する国として一段と存在感が高まっている。
 今後も人口増加が見込まれ、食品をはじめ小売・飲食等の日系企業の進出も多く、成長性のある有望な市場となっている。同社グループでのASEAN地域での事業展開は、1996年にR&D機能を持つ販売会社、Nippon Flour Mills (Thailand) Ltd.の設立にはじまり、その後市場規模の拡大に合わせてNIPPN (Thailand) Co.,Ltd.(NPT社)を2006年に設立、2008年から高品質な業務用プレミックスの製造を開始して顧客から高い評価を得ながら、順調に業容を拡大してきたものだ。
 NFI社は、NPT社の製造するプレミックス類など、現地ニーズに合った各種食品類をインドネシア国内およびAESAN諸国に販売し、同社の海外での事業展開を加速していく考えだ。