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ニュースフラッシュ

凸版印刷:米に透明バリアフィルム生産拠点新設

2014.06.30

 凸版印刷は、北米・欧州への提供能力を向上させ、バリアフィルム事業の海外展開を強化を目指し、米国・ジョージア州に新工場を建設することを決定した。海外で初めての透明バリアフィルム生産拠点として2016年3月の量産開始を目指す。
 新工場により、北米と欧州のパッケージメーカー向けに、GLフィルムをはじめとする透明バリアフィルムの供給能力を強化するとともに、生産拠点の立地の利点を生かし、更なる事業展開の強化を図りたい考えである。
 同社は1986年からGLフィルムをはじめとする透明バリアフィルムの販売を開始しており、現在では全世界の透明バリアフィルム市場にでトップクラスの高いシェアをもっている。全世界の包装材市場は今後、環境配慮の面などから、バリアフィルム化が加速すると推測できる。
 特に北米市場は、ライフスタイルの変化による食品の長期保存へのニーズや、ビン・缶から軟包材への置き換えなど、食品包装材市場の産業構造が大きく転換しつつあり、今後バリアフィルムのニーズが更に拡大する予測である。
 このような市場動向を受け、米国・ジョージア州に透明バリアフィルムの生産拠点を建設し、北米市場および新規市場に、高品質な透明バリアフィルムを提供していく狙いである。透明バリアフィルム関連事業の全体で2018年度に売上で約1000億円を目指す考えである。