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日本テトラパック:元祖テトラパック10年ぶりの復活

2014.07.08

n_20140708_01.jpg 日本テトラパックは、長期常温保存できる新テトラパック「テトラ・クラシック・アセプティック(TCA.png)」の国内での販売を開始した。機能強化しての10年ぶりの"元祖テトラパック"の復活となるものだ。すでに日本酪農協同の30%りんご果汁入り飲料「smileさんかくりんご」(150ml)に採用されている。
 コープきんき事業連合の宅配サービスを通じ、関西地方で2014年7月7日の週に配布されるカタログで販売される。その後は東北、北陸地方などコープの宅配サービスで販売地域を順次拡大していく予定である。「TCA.png」は最小の包装材で最大量の中身液体を包む紙容器である。
 開発当初は、世界中で牛乳の流通方法に革命を起こしたといえる。国内では1950年代に導入され、学校給食の牛乳をはじめ飲料用の紙容器として広く利用されてきた。その後、輸送や棚の陳列効率などの点から立方体のブリックタイプの紙容器へと移り変わってきた経緯がある。
 そうした背景から、2004年以降は国内での販売を一時休止していたものだ。今回、新たに提供を開始するあたり、アセプティック技術(無菌充填)を駆使するなど、現代のライフスタイルに適合するデザイン性も採り入れている。
 国内導入当時は、冷蔵保存を要するチルドタイプであったが、アセプティック仕様とすることで最大12ヵ月間(中身製品とメーカーによって異なる)の常温保存を実現している。正四面体の「テトラ・クラシック」は、今でもユニークな形状であり、最小資源で最大量を包むことから環境面での優位性も有している。