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ニュースフラッシュ

味の素:「CookDo」の生産設備増強

2014.07.28

 味の素は、拡大するメニュー用調味料需要に対応し、投資金額は約23億円で主力工場の川崎工場での「Cook Do」の生産設備を増強(9500万個/年)する。生産能力を1.4倍に高めるとともに、さらに品質向上を図りたい考えである。着工は2014年7月で、稼働開始は2015年12月の予定である。
 メニュー用調味料市場は、有職主婦の増加や高齢化にともなう調理の簡便化、調味の外部化ニーズの高まりで、直近3年間で約110%伸長し、市場規模(消費者購入ベース)は2013年度で約780億円まで拡大している。なかでも2012年「Cook Do きょうの大皿」の発売を契機に、従来の"中華"に加え、"和風・洋風"のメニュー用調味料市場が約150%と大きく伸長している。
 「Cook Do」は、1978年の発売以来、"自分では手作りできないおいしいメインのおかずが簡単に作れる"調味料として普及し、同社を代表するブランドの1つに成長している。さらに「Cook Do きょうの大皿」の発売以降、ブランド全体の売上は直近3年間で約140%と急伸し、今後のさらなる成長に向け、川崎工場の生産能力増強および品質向上のための設備投資を決定したものだ。
 今回の設備投資では生産設備や包装設備を増強し、生産能力を拡大するとともに、従来品より風味や色調などの品質向上が図れるレトルト生産技術を導入する。また新設備稼働開始に合わせ、川崎工場での「Cook Do」の生産品目を主力品に集約することで、生産性を向上させて事業基盤の強化を図るものだ。