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《編集部発》JCRUIES(ジェイクルーズ)番外編

2014.07.02

n_20140702_03.jpg 「必要は発明の母」という。その意味で、包装産業を取り巻く環境は、殊に日本は世界に先駆けて少子高齢化や人口減少、単身世帯の増加、環境配慮や省エネなど課題山積である。いわゆる「課題先進国」であり、「課題先進産業」である。
 どの課題もこれまでの延長線上に解決はなく、あえて共通点を導き出せば「多様化」となろう。とはいえ、モノづくりの近代化の一翼を担ってきた包装機械の役割(合理化)が変るわけではない。かつてない転換点を迎えた今、必要なのは合理化の新たな視点である。
 無人化を目指したモノづくりの合理化というのではなく、まさしく今必要とされる、多様化に応えうる合理化というものである。それを、日本の包装工程の未来(あす)を担う、包装機械製造にたずさわる皆さんと一緒に考えてみたい。
 今回は包装機械会館で、ドイツに本社を置くBECKHOFFの日本法人ベッコフオートメーション・代表取締役社長の川野俊充氏に講師を担当いただいて「ジェイクルーズ 番外編」として開催する。ドイツは日本と同じく中小企業が全体企業の90%以上を占めている。
 ただ、大きくことなるのは国の輸出総額に占める中小企業の割合である。日本のわずか8%に対して、ドイツでは31%と欧州でもトップクラスである。そのドイツが国を挙げて進めている「インダリトリー4.0」とは何か。その「第4次産業革命」と位置づける、モノづくりの"新たな合理化"戦略を学びたい。
 そこに表われる「スマート工場」とは何か。また「ダイナミックセル生産」とは何か。欧州での事例を引きながら、その全容とポイントを明らかにしていきたい。「スマート工場」とは、いわば「工場のロボット化」である。単に工程にロボットを配置することではなく、工場全体がロボットのような働きをするといった意味である。
 多様化を命題とするこれからの包装工程(新規設備投資)を考える上で、必要不可欠な視点であるとはいえまいか。1)ドイツの「インダストリー4.0」とは、2)スマート工場(ロボット化)-----新たなモノづくり、3)スマート工場化へ向けた標準化の世界の動き、4)無配線リニアモーターの利用と可能性の流れで、川野氏に講演いただく。
後半は、それぞれの課題を共有し、これからの包装工程におけるスマート化と包装機械の役割について大いに議論しながらともに考えてみたい。
 
【開催概要】
[日時]2014年8月1日(金)14:00?17:00(開場13:45)
[場所]包装機械会館2F 会議室
    東京都中央区新川2-5-6(TEL:03-6222-1081)
[内容]〈セミナー〉14:00?15:15(質疑&休憩:15分)
    「多様化の下での新たな合理化視点」
    講師:川野俊充氏(ベッコフオートメーション 代表取締役社長)
    〈ディスカション〉15:30?16:50
    「現今の包装工程での課題とスマート化の可能性」
[会費]9,000円(税込)
[主催]ジェイパックワールド株式会社
    お問い合わせ、お申し込みはセミナー事務局まで。
    [TEL]03-3630-1759 [MAIL]info@jpackworld.com
 
※写真は「無配線リニアモーター包装用途」