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ニュースフラッシュ

キリンビール:スプリングバレーブルワリープロジェクト

2014.07.16

n_20140716_02.jpg キリンビールは、「ビールにワクワクする未来を」をテーマに、2014年秋から中長期的な活動を展開する。その象徴的な取り組みとして「SPRING VALLEY BREWERY」プロジェクトを開始し、自然と共存したイノベーティブなものづくりを行う、クラフトビールブランド「SPRING VALLEY BREWERY」を立ち上げる。
 それらをブルワリー併設店舗および同社で運営するオンラインショップで、今までにないビール体験として提供する。顧客とのコミュニケーションを通じてブランドとコミュニティの共創を図り、未来に向けた新しいビール文化を創造したい考えである。
 昨今、飲料やチーズなど多くの食品カテゴリーで、様々な香りや味わいのタイプや個性的なおいしさを求めるようになっている。自然や農業、サステナビリティの重視といった価値観の変化を受け、素材やつくり手、ものづくりへのこだわりなども重視されるようになってきた。
 同社では、ビールでも同様のニーズが高まっていると考え、つくり手のこだわりを感じられ、味の違いや個性が楽しめるクラフトビールを革新的なものづくりで展開していく考えである。これからの時代に向けた食のあり方やライフスタイルを提案し、「知る楽しさ」と「選ぶ楽しさ」を提供することでビール離れが進むと言われている若年層にも、ビールをもっと魅力的なカテゴリーにしたいと考えている。
 具体的な取り組みとしては、「SPRING VALLEY BREWERY」ブランドの立ち上げ、キリンビールの伝統と最先端の醸造技術により、自然と共存したイノベーティブなクラフトビールづくりに挑戦する。「ビール通を唸らせ、ビールが苦手な人もはじめての出会いに感動するビール」をコンセプトに、上質な苦味と甘味、酸味、香り、コクの究極のバランスを実現した新次元のクラフトビールを多彩なラインアップで提案していく。
 「SPRING VALLEY BREWERY」とは、日本で最初に商業的に成功したビール醸造所の名称である。この地を引き継いだのがキリンビールの前身、「ジャパンブルワリー」であることから、同社にとって、「SPRING VALLEY BREWERY」は新しいチャレンジ、パイオニア精神を象徴するブランド名となる。
 「SPRING VALLEY BREWERY」ブランドの製品は、来春、代官山東横線上部開発地に新たに開設するブルワリーと横浜工場内に新設した小規模醸造設備の2ヵ所で製造する。2015年1月には、100%出資する新会社を設立し、各ブルワリーに併設する店舗を来春から順次展開する。
 代官山東横線上部開発地に展開する「SPRING VALLEY BREWERY TOKYO(仮称)」では、ビール醸造の様子を見ながらビールを楽しめる。つくり手との交流や食事とのペアリングなど、今までにないビール体験を提供していく考えである。
 横浜工場内で新たに展開する「SPRING VALLEY BREWERY YOKOHAMA(仮称)」では、でき立てのビールを楽しめることに加え、内装や展示により日本のビールの歴史を伝えるとともに、ビールや食にまつわるセミナーやワークショップを開催する。
 2ヵ所のブルワリー併設店舗を中心に、つくり手と"飲み手"、"飲み手"同士の新しいコミュニティを創造する。オンラインショップ「DRINX(ドリンクス)」でも9月下旬から「SPRING VALLEY BREWERY」ブランドのプロトタイプ品(試作品)第1弾を限定テスト販売し、商品づくりに顧客からの声を反映することでブランドとコミュニティを共創していく狙いである。
 フラッグシップブランドの「一番搾り」では、自然の素材の良さを最大限に引き出す「一番搾り製法」の製法価値の伝達と、「自然と共存したものづくりと多様なおいしさ」の提案をさらに強化する。グランドキリン」では、個性的で多様なビールを手軽に楽しみたいという声に応えるべく、顧客の身近にあるCVSで、引き続き様々なおいしさを提案する。
 「SPRING VALLEY BREWERY」のクラフトビールについては、通年販売商品を中心に、季節や製法など様々なコンセプトの商品を展開する予定である。幅広いラインアップにより選ぶ楽しさや、より深いビールの世界、無限のおいしさの可能性を提案するものだ。
 2014年9月?2015年2月にかけて、オンラインショップ「DRINX」で通年販売商品のプロトタイプ品(試作品)を展開し、顧客からの商品に関するフィードバックを反映させながらビールを完成させていく考えである。そのビールを進化させ、2015年春に完成したビール(330ml、販売価格3,000円税・送料込)を「DRINX」と、東京と横浜のブルワリー併設店舗でお披露目する。
 味覚特長エールのような豊潤さと低温熟成ビールのようなキレ、IPA(インディアペールエール)のように、濃密なホップ感が特長の革新的なフラッグシップビールである。苦味・甘味・酸味の究極のバランスが楽しめる。
 
(※)4,000セット数量限定販売。「DRINX」(http://www.drinx.jp)で予約受注販売、予約受付開始日等の詳細は後日発表予定。