キリンビバレッジ：富士山銘水と宅配水製造の合弁会社設立
2014.08.05
キリンビバレッジは、富士山の銘水と今後の事業拡大を見据えて合弁会社（山梨県富士吉田市）を2014年8月に設立する。合弁会社では、近い将来、富士山の雄大な自然に育まれた豊かな地下天然水を活用し、キリンブランドの宅配水の製造を行う。
顧客への商品、サービスの提供は、従来通り富士山の銘水社との業務提携のもと、キリンビバレッジ社で行う。合弁会社を設立することで将来の宅配水専用の水源と製造用地を確保し、宅配水事業の基盤を強化する狙いである。
同社は、富士山の銘水社との業務提携により、富士吉田市のクリーンな水源から採水したまろやかな天然水を毎日飲める、ウォーターサーバーシステム「KIRIN AQUWISH（キリン アクウィッシュ）」を導入した宅配水事業を2013年1月から開始している。安全・安心意識の高まりにより伸張しているミネラルウォーター宅配市場で、軽量で交換やリサイクルが簡便な7.15Lパックの採用や、インテリアにマッチするカラーとサイズが選べるサーバーの導入など、ミネラルウォーターサーバーのある生活や新しい価値の提案をする。
2013年3月には、同社と富士山の銘水社、富士吉田市の3者間で、富士吉田市地下水保全条例の精神を尊重し、「地下水を活用した事業の実施に関する協定書」を締結している。富士吉田市の悠久な歴史に育まれた地下水を活用し、継続的且つ安定的なミネラルウォーター宅配事業を展開するとともに、富士山の環境保全並びに地下水の保全、富士吉田市の発展や地域貢献等に努めている。
今後のさらなる事業拡大に向けて、同社と富士山の銘水社は、富士吉田市内で水事業を行う合弁会社を立ち上げたものだ。今後も3者は協力して、富士吉田市の「天然水」のおいしさやウォーターサーバーを含めたより付加価値のある商品やサービスの提供に努めていく考えである。
