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ニュースフラッシュ

ハイデルベルグ:ポストプレス製品を再編成

2014.08.12

 ハイデルベルグ社は、ポストプレス製品を再編成し、ルートヴィヒスブルグ工場で製造する折り機以外の関連製品の製造を中止する。新しい市場環境の下では、ドイツの社内生産のみでは競争力を保つことが厳しい状況であることが理由である。
 ポストプレスパッケージ製品とソリューションは今後、新しい中国OEMパートナー、マスターワーク・マシネリー (Masterwork MachineryCo.,Ltd.)に開発と製造を委託する予定だ。製品の販売とサービスは同社が行う。ポストプレスコマーシャルの分野では、既存の折り機と断裁機市場のみを継続する予定である。
 製造をとりやめた製品で既に設置されている装置のメンテナンスサービスはスイスのミューラーマルティニ社が担当する予定である。これらの対策は、ポーラー断裁機および同社製の折り機のビジネスには影響しないものと考えられる。
 「当社はポストプレス製品の再編成のために、著名な2社のメーカーをパートナーとして獲得することできた」と、ステファン・プレンツ(製品担当、取締役会メンバー)は語る。「この2社は、当社に協力してユーザーに競争力のある製品を提供するとともに、サービスとサービスパーツの供給を継続する予定である」と。
 社内生産の縮小に伴いライプチヒ工場はクローズし、それに対応してルートヴィヒスブルグとヴァルドルフ工場の人員整理が予定されている。全世界で総勢650人前後の従業員への影響が考えられる。
 例年のアニュアル プレスカンファレンスで、同社は、製品ラインの最適化のための一部として、利潤の薄い製品について新しいビジネスモデルの構築を行うことを発表した。
 「当社でのポストプレス製品ラインの競争力には限りがあり、これらのビジネスについては、まったく新しい基盤に移行する必要がある」と、CEOのゲーロルト・リンツバッハ氏は語っている。「これらの分野の再編成は、当社の経済状況を改善しEBITDAマージンの目標額、最小8%に近づくための重要なステップである」と。